2014年1月
GURI KOUGOU : 屈輪(ぐり)香合 [2014年1月31日 13:27 by 杢目金屋]
GURIBORO TONKOTSU&NETSUKE : とんこつと根付 [2014年1月29日 13:41 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘 [2014年1月27日 14:19 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 作州之住 正光作 [2014年1月23日 13:35 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE KOZUKA : 木目金小柄 [2014年1月16日 13:19 by 杢目金屋]
GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘 [2014年1月15日 13:16 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘 [2014年1月14日 17:10 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE WARIKOUGAI : 割笄 [2014年1月13日 14:02 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 武州川越住 如風堂誠随作 [2014年1月10日 13:25 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 武州川越住 恒忠 [2014年1月 9日 13:09 by 杢目金屋]
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘 [2014年1月 8日 13:11 by 杢目金屋]
GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘 [2014年1月 7日 13:23 by 杢目金屋]
GURIBORI KASHIRA: グリ彫り 頭 [2014年1月 6日 15:01 by 杢目金屋]

GURI KOUGOU : 屈輪(ぐり)香合

こちらは屈輪(ぐり)彫りの香合です

屈輪 香合

 

明代のものというと、少なくとも350年以上の時を経て

存在し続けている香合です。

その年齢を感じさせないほどの美しい状態と、

勢いがありながら品のある模様の中に、

人々の生活の中を渡り歩きながらも、

大切にされてきた理由を垣間見ることができます。

木目金、グリ彫りの研究という意味では

欠かせないものと言って良いでしょう。

 

明(中国) 漆
H37.7×φ70.2 62.7g

Incense Container
Guri type carved lacquer with spiral motifs
Ming dynasty
Laquer

GURIBORO TONKOTSU&NETSUKE : とんこつと根付

こちらはグリ彫りの作品です。

 

木目金の下の技術と言われている、グリ彫りのとんこつ

 

とんこつとは、煙草入れのことです。

昔の猟師などの、野外で仕事に従事する人たちが、

煙草が湿らないようにと硬い丈夫なもので保護して持ち歩いたものが

が形を変えていったそうです。それが一般の人々に広まり、

装飾的な意味合いを持つに至り、とんこつができたとのことです。

グリ彫りの深みのある凹凸の中に、柔らかな曲線の

優美な動きが並び、力強く、また優しい印象のとんこつです。

 

江戸時代後期 漆
とんこつ : H87.5×W76.5mm 62.0g
根付 : H25.1×φ43.0mm 13.4g

Tobacco box and Netsuke.
Guri type carved lacquer with spiral motifs
Late Edo period
Lacquer

MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘

こちらは、「木目金」の鐔でございます。

 

さざなみのような、細い波がたくさん入った木目の

模様が見てとれます。左右の大きなうねりは、

川の両岸のようでもあり、また大きな波紋の

源のようでもあります。

自然の躍動感を、とても純粋に伝えてくれる

デザインといえるでしょう。

 

江戸時代後期 赤銅、素銅
H57.8×W48.2×T4.5mm 81.2g

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Late Edo period
Shakudo, Copper

こちらは、「木目金」の鐔でございます。

木目金 鐔

 

まるで紅葉を表しているかのような、

美しい朱系の色に繊細な木目の模様と

形も柔らかい印象で、奥ゆかしさが感じられる鐔です。

景色が見えるところが木目金の楽しみのひとつですが、

さらに踏み込んで、どんな思いでこの模様が生み出されたか、

というところを想像するのも、鐔の魅力のひとつといえるでしょう。

 

江戸時代後期 赤銅、素銅
H77.6×W71.3×T4.7mm 173.0g

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: “Made by Masamitsu, a resident of Kawagoe, Mimasaka province”
Late Edo period
Shakudo, Copper

MOKUMEGANE KOZUKA : 木目金小柄

こちらは、「木目金」が使われております、

小柄でございます。

 

家紋を装飾の図形として取り入れた

「家紋散らし」

木目の模様に悠然と並ぶ、家紋。

金の線象嵌が小気味よい印象を与え、

「木目金」が独特の雰囲気を作り出しています。

 

江戸時代後期 赤銅、銅、金
L100.3×W15.0×T4.5mm 35.3g

Kozuka with design of family crests on woodgrain pattern
Unsigned
Late Edo period
Shakudo, Copper, Gold

GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘

こちらはグリ彫りの鐔でございます。

菊花型のグリ彫り鐔です。

菊は日本でもなじみのある花で、

花言葉は「高貴」です。

その形を模した中に、グリ彫りの彫が、

菊花の広がりの様に描かれている様にも見えます。

手のひらに収まるほどの、鐔の中に収められた

意味と、それを表現するグリ彫り、木目金の技術。

ひとつひとつを紐解くと、当時の人々の

宝物が見えてくるようです。

 

 

 

江戸時代中後期 赤銅、銅
H67.2×W63.5×T4.4mm 89.2g

Tsuba with designed of guri scrolls
Unsigned
Mid-to-late Edo period
Shakudo, Copper

MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘

江戸時代後期 赤銅、素銅
H57.8×W48.2×T4.5mm 81.2g

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Late Edo period
Shakudo, Copper

MOKUMEGANE WARIKOUGAI : 割笄

江戸時代中期 銀、赤銅、素銅
L173.0mm 14.7g

Kogai with design of woodgrain pattern on checkwork
Late Edo period
Sliver, Shakudo, Pure Copper

こちらは、「木目金」の鐔でございます。

 

軍配の形を模したものと考えられる、珍しい形の鐔です。

少し縦長の模様の中に、抽象的なリズムを感じさせる

不思議な風合いの木目金です。

風で水面が震えているような、

動きがあり、かつ美しい作品です。

 

江戸時代後期 赤銅、銅、銀

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: "Made by Nyofudo Seizui, a resident of Kawagoe, Musashi province"
Late Edo period
Shakudo, Copper, Silver

江戸時代後期 赤銅、銅
H69.3×W62.0×T6.0mm 139.2g

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: "Made by Tsunetada, a resident of Kawagoe, Musashi province"
Late Edo period

MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘

江戸時代後期 赤銅、素銅
H57.8×W48.2×T4.5mm 81.2g

Tsuba with designed of woodgrain pattern
Late Edo period
Shakudo, Copper

GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘

 

江戸時代中後期 赤銅、銅
H67.2×W63.5×T4.4mm 89.2g

Tsuba with designed of guri scrolls
Unsigned
Mid-to-late Edo period
Shakudo, Copper

GURIBORI KASHIRA: グリ彫り 頭

江戸時代中後期 赤銅、四分一、銅

H33.8×W16.4×T8.7 10.9g

Kashira with design of guri scrolls .

Mid-to-late Edo  period

Silver , Shakudo , Copper